あなたが作ったコースは何に当てはまるかな?
スタンダード
一番基本的なのはこれ。
初代スーパーマリオ、スーパーマリオ2など、
オフィシャルのナンバリングのコースはだいたい当てはまる。
とりあえず右に進めばゴールできる、という理解で良い。
ゲーム内でヤマムラが教えてくれるのもスタンダードでのコース作りに関して。
ただ、ゲームになれてくると逆にスタンダードのコースは作りづらくなってくる。
これもまた真理。
テクニック
クリアの為になにかしらのテクニックを要求されるコース。
ノコノコの甲羅を使う、だったり、
アイテムで空を飛ぶ、だったり。
もうちょっと難しい、アイテムを上に投げるとか下に置くとか、
スピンジャンプで通常踏めない敵を踏むとか壁ジャンプで高い所に登るとか、
使えるテクニックは数多くある訳です。
ギミックテクニック
上で挙げたテクニックが汎用的なものなら、
それとは違うギミック専用のテクニックを要するコースがこちら。
きっと初出はスーパーマリオ2の7-3、緑バネを乗り継いでいくコース。
マリメ2には緑バネはありませんが、
それよりもクセの強いギミックが数多く用意されています。
代表的なのはオンオフが自動的に変わるコースでしょうか。
また、独自のギミックを作り上げ、それを利用するコースもあります。
マリメメーカー2だなぁ、と一番実感できるタイプのコースかもしれませんね。
超テクニック
マリオメーカー2には名前が付いてしまうくらい
難しいテクニックがいくつかあります。
これを見てる皆さんならいくつか思いつくんじゃないでしょうか。
TASジャンプ、トランプジャンプ、サブピクセル調整、などなど。
これらは1回成功させるために数十回、へたすると数百回挑戦することも
珍しくないものとなっています。
なので、これらが組み込まれたコースはそこまで長くない、ということが多いですね。
スピラン
スピードラン、略してスピラン。
文字通り早くクリアすることが求められる訳ですが、
ルートがだいたい指定されていることが多く、
成功すると爽快な気分になれることが多いのも特徴です。
残り時間の設定がクリアギリギリであることも当然多く、
時間を削るために何回も挑戦する、というのが醍醐味となっています。
テクニックスピラン
上記のスピランにテクニック要素(超テクニックが含まれることも)が足されたもの。
ただでさえ忙しいのに、そこに精密な操作を要求するなんて!
という感じのコースですね。
経験者、上級者は普通のコースでは飽き足らず、
スリルと快感を求めてどんどん難しいコースを作る傾向にありますので、
その難易度は天井知らず。
無理にクリアしようとせず、クリアしてる動画を見るのも良いのではないでしょうか、
と自分に言い聞かせております。
謎解き
とりあえず右に進んでもクリアできず、
パっと見何をして良いか分からない。
それが謎解きコースです。
コースに隠された謎、隠されたルートやアイテム、
道順などを紐解き、正解を導けばクリアとなります。
古くはスーパーマリオの4-4や7-4の道順当て、
僕が極めつけだと思うのはスーパーマリオ3の7の砦でしょうか。
マリオワールドのお化け屋敷は謎解き面が多かったですね。
隠しブロックを使った謎解きを作る場合は、
それが分かるようなヒントを用意できれば、
あなたも熟練謎解き作成者の仲間入り。
探索
謎解きほど謎ではないけど、
広めのマップをくまなく探してアイテムなどを見つけるコース。
何か別のテーマがないとなかなか作られないタイプのコースかもしれません。
後述する「表現」「再現」と相性が良い印象です。
知識謎解き
マリオメーカー2には、
プレイヤーの9割以上が知らないようなテクニックや現象が数多くあります。
それらを使用したコースです。
運良く知っていればクリアできるかもしれませんが、
知らないならば、とてつもない難問となって立ちはだかることでしょう。
ある意味、どのジャンルよりも難しいのがこれじゃないかと個人的には思っています。
1画面謎解き
謎解きの中でも1画面に収まったものを1つのジャンルとしました。
どちらかと言えばパズル要素感が高めのものが多く、
1画面に収めるが故に濃密なものが多いのも特徴です。
謎解き面をいくつか作っていると、
1画面のものを作りたくなる、というのはあるあるなんじゃないでしょうか。
プラットフォーム
基本的に地面が無く、足場やリフトを乗り継いでいくコース。
スーパーマリオの各ステージの3面がこれにあたります。
どれだけパワーアップしていても落ちたら一発アウトがマリオのルール。
慣れていない人にはかなり難しく感じるのではないでしょうか。
ただ、そういう理由もあってか、
比較的難しくないコースが多いというのも印象にあります。
カイゾー
と、カタカナで見たり、「改造」と漢字で見ても違和感ありますが、
「Kaizo」となるとなぜかしっくりくるジャンル。
基本的にはプラットフォームみたいな感じですが、
足場が極端に少なかったり、ひたすら空中に居続けたりするのが特徴。
特に甲羅を壁に投げて、それを踏んでジャンプするというテクニックが多用され、
他にも空中でジャンプさせることにすごく執着していることが多い。
シビアなタイミングも多く、一筋縄ではクリアできないが、
それを見越して途中から練習できる親切な装置もよく見られるという、
まるでテクニック養成所かな?と思ってしまうジャンルが「Kaizo」です。
ミニゲーム
1つ、ないしは複数の小ぶりなギミックゲームをクリアしていくコース。
その種類は多岐にわたり、独自の進化や表記の表現などがあります。
クイズや間違い探しがあれば、リフトの乗り継ぎや敵を避け続けるなど、
様々な趣向のものがあり、比較的エンタメ性が高いのも特徴です。
ボス
マリオメーカー2には複数回攻撃しないと倒せない敵が居ます。
それらを順に倒していく、というコースがこれです。
「ボスバトル」と言った方が分かりやすいかもしれません。
単純にボスを並べたものから、だんだん難しくなるもの、
フィールドが変化するものなど様々あります。
シンプルにボスは強いので、難易度は高くなる傾向があります。
ガントレット
小ぶりな部屋形式のギミックなどを攻略していくコース。
ミニゲームと似ていますが、
こちらはどちらかと言うとテクニックでの攻略を主とします。
ギミックはだんだん難しくなるのが一般的ですが、
同じくらいの難しさが続くことも少なくはないです。
ガントレット形式のコースは序盤の攻略は進んでも、
後になるほど経験数が少ないがゆえに攻略がなかなか進まない、
という問題点があります。
全自動
文字通り、何も操作しなくてもクリアできるコースです。
クリアすればそれで全自動コースとなる訳ですが、
そこに見ていて楽しい、驚く、はらはらする、という要素を
どれだけ詰め込めるか、というのが制作者の腕の見せ所になります。
マリオメーカー1の時は全自動に価値はあるのか、みたいな話もありましたが、
今や押しも押されぬジャンルになり、
タグにも「オート」があるという状況になりました。
感慨深いですね。
半自動
セミオート、とも言うんでしょうか。
全自動との違いは、何かを押し続けるということ。
一番あるのは右を押しっぱなしにする自動コースですかね。
全自動とは違い、能動的にマリオが動いてくれるので、
出来ることが広がるのが印象です。
特に3Dスキン以外で言えば、土管に入ることができるのが大きい。
難点は、操作の説明をタイトルか説明文でしなくちゃいけないとこでしょうか。
演奏
スクロールすることで現れる敵やアイテムを音符ブロックに乗せて
音を出し、曲にするというのが演奏コース。
上記の全自動、半自動とも相性が良いジャンルです。
オートスクロールの早さやマリオの進む早さなどを調節すれば、
かなり幅広い表現力の演奏が可能。
ちなみにマリオメーカーをマリオペイントの後継ソフトとして見るなら、
この演奏コースが一番マリオペイントの意思を受け継いでるかもしれない、
と思うとこちらも感慨深いものですね。
リール演奏
上記の演奏とはまた違う仕組みの、
リールによるギミックの移動で演奏させるコース。
こちらは縦に長いコースを使用されることが多く、
演奏の繰り返しに強い印象があります。
曲というよりはBGMに使用されることが多いですね。
表現
コースを作ることによって、何か違うことやものを表現する、というジャンル。
サムネで何かを描く、というのもこの一環ではあるかもしれません。
コース全体が何かの絵になっている、とか、
この動きが、現実の何かを表している、とか。
ある意味、コース作りってそのものが表現ではあるわけなんですけど、
その中でも表現に重きを置いたコースのことを指しています。
再現
表現の親戚のようなものですが、
こちらは明確に何かを再現しているコース。
特に顕著なのは違うゲームをマリオメーカー2で再現しようという試み。
これに勤しんでいる人からは、
「こういう装置やアイテムがあればいいのに!」
みたいな心の声が聞こえてくるような気がします。
ストーリー
こちらも表現の親戚ですが、
マンガのコマのような感じで1つずつ表示していく、というコース。
オブジェクトを使って絵を描くようなものから、
キャラクターを配置してストーリー性を出すものまで様々。
セリフなどがそうそう使えないので、
言葉の無い紙芝居みたいになることが多いですが、
その分、なぜか感動的になるものも多い印象です。
みんなには、キャラが発する声が聞こえているのかな?
シューティング
マリオメーカー2にはクッパクラウンという空を飛べる装置があるので、
それを使って敵を倒したりして進むコース。
空を飛べるならクッパクラウンに限らず、
ドクロでもスネークでも良いんですが。
なんなら、別に空を飛ばずとも、
ファイアで遠くの敵を倒すのもシューティングでは?
とも思ったりしますが、まあそこはそれ、みんなの心のジャンル分けにお任せします。
トロール
マリオメーカーの一大ジャンルとなったトロール。
オフィシャルのコースには無い概念なだけに、
初めて体験する人は戸惑うことが多いと思われるジャンル。
主に「騙し」という意味合いだと認識されてることが多いでしょうが、
どちらかと言うと、やられることにエンターテイメントを見いだしたジャンルと言える。
上質であればあるほど、クリアまでの道のりが整備されている印象。
なぜか理不尽にやられることが多いコースに出会ったら、
ちょっとだけ辛抱強くプレイすると作者の意図が見えてくるかもしれませんよ。
対戦
「みんなでバトル」用に特化したコース。
4人対戦を見越して、コース開始時に4人同時スタートが切れるよう
整備してあったら、それは対戦コースです。
コース作成者は、一度は1個くらい対戦用コースを作っておかなきゃなー、
と変な意識を持つことがあります。あります?ありません?
終わりに
とりあえず思いついたのを忘れないように書いておきました。
これも別ジャンルじゃない?みたいなのがあれば、
ツイッターとかで教えてもらえれば追加するかもしれないし、しないかもしれない。
それでは皆様、良いマリメライフを!
そうそう、ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー、見てきたよ。
おもしろかったよ、ここ見てる人にはおすすめだよ。
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